選挙制度について考えたこと(5)

これまでのブログで、
日本の選挙制度では、必ずしも
過半数を制した候補者が当選しているわけではない、
ということを書いてきました。

そこから、過半数を制した候補者が当選するような、
より民意を反映できる制度が望まれるとしたのですが、
同様のことは、海外の選挙でも発生しています。

米国の大統領選挙でも、近年、
得票数で上回った候補者の方が落選するという事例が、
2件ありました。

一つは、2000年の、
アル・ゴアジョージ・W・ブッシュの大統領選挙でした。
アル・ゴア      :50,999,897票
ジョージ・W・ブッシュ:50,456,002票

もうひとつは、2016年の、
ヒラリー・クリントンドナルド・トランプの大統領選挙でした。
ヒラリー・クリントン:65,853,514票
ドナルド・トランプ :62,984,828票

米国の大統領選挙は、直接選挙ではなく、
州ごとに人口比に応じた選挙人を選ぶ間接選挙で、
勝利者が選挙人を総取りする州が多いため(選挙人を比例配分する州もありますが)、

こうした、逆転現象が生じます。

もし、最多得票のアル・ゴアが大統領になっていたら、
イラク戦争も起きず、地球温暖化対策は確実に進んでいたはずです。

ヒラリー・クリントンが大統領になっていたら、
2期目のトランプ政権が発足して、世界中が振り回されるということも、
なかったかもしれません。