「帝銀事件」(1)

1「帝銀事件」は、
戦後間もないころに発生した凶悪犯罪です。

1948年(昭和23年)1月、
閉店直後の帝国銀行支店に、男が来ます。

男は、東京都防疫班の腕章をし、
厚生省技官の名刺を差し出します。

「近くの家で集団赤痢が発生した。
GHQが行内を消毒する前に予防薬を飲んでもらいたい」
「感染者の一人がこの銀行に来ている」

と言って、
行内にいた、16人に青酸化合物を飲ませ、
12人を殺害します。4人は生還。

犯人は、現金約16万4千円と
1万7450円の小切手を奪って逃走します。

そして、ほとんど黒に近い容疑者として、
画家の平沢貞通が逮捕されます。

平沢は、事件直前まで方々に借金を重ねていましたが、
事件直後に被害総額とほぼ同額を
偽名で預金しています。

この預金の出どころをいくら聞かれても
本当のことを話しません。

主任弁護人も平沢が犯人だという心証を持ったと
言います。

結局、裁判は最高裁まで行って有罪(死刑)
が確定します。

18回におよぶ再審請求が出されますが、
平沢は、1987年に95歳で死亡します。
死後も19回、20回と2回の再審請求が出ています。

この事件をNHKの番組「未解決事件」が
取り上げていました。大沢たかおが演じる松本清張も登場する
再現ドラマを織り交ぜ、

これまで未公開だった実写フィルムも入れ、
なかなか見ごたえのある番組でした。

この投稿は、この番組がベースになっています。