人類は、
チョルノービリ(チェルノブイリ)、スルーマイル島、
福島第一原発と、重大事故を三度経験しました。
今後、同様の事故が起こらないという保証は
どこにもありません。
この事故の頻度をどう見るかですが、
世界にある原子炉の数が400ぐらいで、
三度です。
この頻度は、有人宇宙ロケットを発射させた回数と、
死亡事故の発生回数の頻度と似ています。
つまり、原子力発電所の周辺地域に住んでいる人は、
宇宙ロケットに乗っているぐらいの危険性の下で
暮らしているということです。
有人宇宙ロケットの場合は、
危害は乗組員だけで、限定的ですが、
原子炉のメルトダウンでは、広範な地域に影響が及びます。
福島第一原発の事故では、
帰還困難区域は依然としてありますが、
福島県内の7市町村の一部となっています。
でも、この範囲で収まったのは、偶然にすぎず、
事故の関係者は、東日本全体がそうなる恐怖を
感じていたのです。
原子炉のメルトダウン事故は、
絶対に起きてはいけない事故だったのです。
「交通事故があるから、車に乗るなと言うようなものだ」
とアホなことを言った知事がいました。
被害のレベルが全然違うのです。
日本は、こんなせまい国土で、
地震、火山、津波があります。
原発の立地には適しません。
原子炉の真下に活断層があるとか、
真下ではないとか、
そんな細かいことを言っててもしょうがありません。
どうせ、事故になったら、
「想定外でした」で、免責になるのです。
責任が取れないことは、やらないことです。
放射性廃棄物の処理は、できないのです。
フィンランドでは、世界初の
最終処分場が建設されています。
地下400~450メートルに、
使用済み核燃料を埋設し、
10万年以上にわたって保管するそうです。
まさにSFの世界です。
スゴイと驚嘆するのでしょうか?
「なんと愚かなことを」と思うのでしょうか?
小泉純一郎は、現場を見学しています。
彼の目にはどう映ったのでしょうか?
聡明な彼は、後者だったのではないかと思います。
10万年以上の保管なんて、
あり得ない、不可能なことです。
人類は、自然界にないものを、
造ってはいけないものを
造ってしまったのです。