経済や科学の発展は、「善」か?(2)

宇宙開発についてはどうでしょう?

これは、今のところメリットが多いですね。

天気予報は、飛躍的に精度が高くなっています。
GPSのおかげでカーナビが使えています。
地球温暖化の観測にも人工衛星が使用されています。

ただ、ロシアや中国が、軍事目的で
宇宙空間をどのように使おうとしているかは、
よくわかりません。

インターネットは、
もとは、軍事目的で開発されたネットワークでしたが、
非軍事利用で大きく発展しました。

テレビ会議、バーコード決済、SNS、
ネット銀行、ホームページでの情報公開、
数え上げればきりがありません。

SNSは、「アラブの春」で、重要な役割を果たしましたが、
Qアノンなど極右勢力は、SNSを利用して、

陰謀論フェイクニュースを拡散し、現実政治に
影響を与えています。

SNSは、今のところ諸刃の刃でしょうか?

これまで見てきたように、
科学の発展は、それだけでは、「善」か、「悪」かは、
決められません。

要するに、科学が発展するということは、
それだけで、価値があることだと
決めつけることはできないということです。

では、経済はどうでしょうか?
経済が発展するから、いことだと決められるのでしょうか?

アメリカは、その資本主義の発展初期に、
奴隷制度で栄えました。

資本主義は発展しましたが、
だからといって、それを支えた奴隷制度は
いいことだとは言えませんね。

産業革命以降、世界は急速に経済発展しました。
同時に、それは化石燃料の消費拡大の歴史でもありました。

そして、今、
「地球沸騰化の時代」(国連事務総長・グテレス)
となっています。

地球環境にとっては、経済の発展は、「悪」であって、
少しも「善」ではなかったと言えます。

私は、経済は循環できればいいと思っています。
必ずしも、右肩上がりに発展する必要はない、
と思っています。

日中韓では、少子化が問題になっていますが、
世界的にみると、人口は増え続けています。

私たちが子供のころ(1960年)、
世界の人口は30億人でした。
今は80億人です。

これは、経済の発展とともに、
人口が増え続けたということです。

一方、野生動物の個体数は、
過去50年間で、70%減少したそうです。

生息地の破壊、乱獲、気候変動などが、
主な原因です。

1975年には、1年間で1000種の
生物が絶滅していましたが、

今では、4万種以上の生物が絶滅し、
そのスピードは、どんどん速まっているそうです。

経済が発展し、人類が繁栄することは、
野生動物にとっては、「悪」でした。














 

 

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