経済が発展すること、
GDPが増えること、
経済成長率があがること、
が、唯一の価値であるかのように、
見られているふしがあります。
果たして、それでいいのでしょうか?
もうそろそろ、パラダイムシフトを
起こしていい頃ではないでしょうか?
2018年に、自民党、日本維新の会の賛成多数で、
いわゆる「カジノ法案」が成立しました。
法案の根拠は、経済効果だけです。
経済効果があれば、刑法が禁じる賭博罪を
大目にみてもよいということでしょうか?
最近は、オンラインカジノの問題が浮上し、
そこでもギャンブル依存症の例が報告されています。
日本人には、賭博は制限するが、
海外からのお金持ちから金を巻き上げるためなら、
賭博もOKよ、ということなのでしょうか?
そんなダブルスタンダードでいいのでしょうか?
国が刑法で禁じていながら、
ここだけは別というのは、理解に苦しみます。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」という映画があります。
主人公マーティ・マクフライの敵役で、
ビフ・タネンというわるガキがいます。
このビフ・タネンのモデルは、
ドナルド・トランプだったそうです。
パート1~3の三部作でしたが、
そのパート2で、ビフがアメリカを支配し、
カジノを合法化するところがありました。
街には、ゴロツキがオートバイを乗り回していましたが、
連邦議事堂に押し寄せたトランプ支持者と
いで立ちがよく似ていました。
というわけで、カジノはイメージが悪いのです。
それとも、視察でラスベガスを訪れた議員さん達は、
あまりに楽しくて病みつきになったのでしょうか?
金が儲かるなら、何をやってもいいと言うのなら、
経済特区を作って、売春を合法化、麻薬を合法化、
したらいいということにはなりませんか?
経済効果だけで物事を決めると、
倫理観が薄れていくところがあります。
日本には、別の価値観があります。
京都の禅寺・龍安寺にある、
つくばい(茶庭などに据える手水(ちょうず)鉢)に、
「吾唯足知」(われただたるをしる)
という文字が彫られています。
「わたしは、満ち足りていることだけを知っている」
という意味です。
こちらの方に、ものの見方を変えたほうがいいのかもしれません。
大阪では、万博会場の隣で、
日本初の統合型リゾート(IR)施設の
建設が進んでいるそうです。
初期投資額、1兆2,700億円だそうです。
そんなに、お金をかけるのなら、
温暖化対策をもっとまじめにやってほしいという気もします。
京都と大阪は、
距離的には近いのですが、
龍安寺と、
統合型リゾートには、
まったく異なる価値観の世界があります。