「勇気ある人々」

私は、中学生の時に、
ジョン・F・ケネディーが、
上院議員時代に書いたという

「勇気ある人々」
という本を読んだことがあります。

この本は、ピューリッツァー賞を受賞しています。

その序文で、この本は、
8人(確か8人だったと思います)の
失敗した上院議員の話である。

と書いていました。

これらの議員は、
国の利益と選挙区の利益が、
相反したときに、

あえて、選挙区の利益に反する方に
投票したのでした。

その結果として、
次の選挙で落選し、
議員資格を失います。

その意味で、失敗した上院議員たち
ケネディーは記述したのです。

ここで、ケネディーが提起したのは、
議員は、国民の代表なのか、選挙区民の代表なのか、
という問いです。

ケネディーの立場は前者です。

記述された上院議員達は、自らの良心に従って、
選挙区の利益に反しても、
国の利益の方を優先したのでした。

こういうことは、
この本が出版された当時でも、
まれだったのでしょう。

だからこそ、
ピューリッツァー賞を受賞したのだと思います。

今日、共和党の議員は、トランプに逆らうと、
次の選挙で落とされることを恐れて、
あえて、逆らうことはしません。

ジョージ・W・ブッシュ政権の副大統領
ディック・チェイニーの娘

リズ・チェイニーは、
共和党の下院議員でしたが、

2021年1月の
連邦議会議事堂襲撃事件を
きびしく、糾弾しました。

彼女や、反トランプを鮮明にした人々は、
家族を含めて、暴力的な嫌がらせや
脅迫にさらされています。

(これは、ナチスの時に酷似しています)

2022年の下院予備選で、
リズ・チェイニーは、敗退し、
議員資格を失いました。

トランプ時代の、米共和党と同様、
アベ1強時代の、自民党でも、
反アベの立場を鮮明にする人は稀でした。

選挙で公認してもらわないといけないので、
安倍さんには、逆らえません。

そういう中、
村上誠一郎石破茂は、
自分の意見を堂々と述べていました。

アメリカ下院のリズ・チェイニーと同様に、
安倍さんに睨まれたために、刺客を送られて
落選した参議院議員がいました。

広島選挙区の溝手顕正です。

安倍首相は、「もう過去の人」などと、
安倍批判をおこなっていたために、
刺客を送られます。

刺客は河合案里です。

党本部が溝手に送った支援金は、1,500万円
河合案里に送った支援金は、1億5000万円と、
露骨なえこひいきをしています。

豊富な資金を得た、案里陣営では、
夫の河合克行が、業者に
溝手のイメージを悪くするように依頼。

業者は、架空の人物を名乗り、
溝手や自民党県連が案里をいじめるようなことをしていると
ブログに投稿しました。

結局、溝手は落選しますが、
当選した案里も夫の克行とともに、
公職選挙法違反で逮捕されます。

県内の地方議員、首長に、
計約2,570万円を
渡した容疑でした。

反主流派時代の石破茂は、
わりと歯切れのいいものの言い方を
していたのですが、

首相になると、急に歯切れが悪くなり、
トーンダウンしています。

石破の岸田化(多数派閥におもねる)
が見られます。

やはり、自民党というプラットホームでは、
正論を通すことは、
むずかしい様です。