アメリカの司法がやばい

アメリカでは、最高裁判所の判事9名は、
4名が保守、4名がリベラル、1名が中間派で、

バランスがとられているということを
聞いたことがあります。
(もう数十年以上前ですね)

ところが、こうしたバランス感覚は、
今はなくなっているようです。

現在の9名の裁判官を選んだ大統領を調べました。

ジョージ・H・W・ブッシュ(父) 1名
ジョージ・W・ブッシュ(子)   3名
バラク・オバマ          2名
ドナルド・トランプ        2名
ジョー・バイデン         1名

共和党の大統領が、6名、
民主党の大統領が、3名を任命した結果、

現在は、保守派6名、リベラル派3名、
となっています。

これにより、これまでの判例が覆されています。

100年以上前に制定された、ニューヨーク州
銃規制に関する州法がありました。

自宅外で、銃を携帯するには、
そのための「正当な理由」を証明する必要がある。
というもので、銃の携帯を規制するものでした。

2022年6月23日、
連邦最高裁判所は、この州法を
憲法違反と判定しました。

「ロー対ウェイド判決」
というのがありました。

1973年の最高裁判決で、

「妊娠を継続するか否かに関する
女性の決定は、プライバシー権に含まれる」
として、

合衆国憲法修正第14条が
女性の堕胎の権利を保障している
と初めて判示し、

人工妊娠中絶を規制するアメリカ国内法を
違憲無効としたものです。

2022年6月24日、
合衆国最高裁は、

憲法は中絶の権利を保障していない。
ロー判決は覆される」
という判決を下しました。

その結果、州法で中絶を規制することが
可能となっています。

2023年現在で、
中絶は17の州で大幅に制限されているそうです。
(大半が南部の州)

100年、50年、米国内で認められてきた判例が、
覆っています。

これは、近年になって最高裁判事の保守、リベラルの
バランスが崩れてきたためです。

アメリカの司法がやばい」
という思いがあります。

が、一方で、
「日本の司法はずっとやばい」
と思い続けてきました。