ソ連・東欧圏の崩壊(5)

ソ連・東欧圏の崩壊が
その後の世界・日本に及ぼした
負の影響については多々あると思います。

その一つとして、冷戦の終結で、
米国・西側は、気が緩んで、

ロシアに対して
あまり注意しなくなった、
ということがあると思います。

ロシアをウォッチすることがなくなり、
対ロシア外交にあまり真面目に
取り組んでこなかったのではないでしょうか。

だから、ロシアがクリミア半島に兵を展開し、
やがてこれを併合するということを、
まったく、見通せなかったのではないでしょうか。

ロシアの気持ち、
プーチンの気持ちを
理解できなかった。理解しようとしなかった。

2022年のロシアによるウクライナ侵攻も
西側は事前に予想することができませんでした。

二つ目に、新自由主義
経済思潮の横行があります。

資本主義が勝ったと勘違いして、
自由な市場経済こそ最善だと、
市場原理主義が支配しました。

結果として、貧富の差・貧困の拡大など、
資本主義の負の側面がそのまま表出する
世の中になって来ています。

三つ目に、左翼政治勢力の没落と、
それに伴う、政治全体の右傾化、
さらに極右勢力の伸長が見られます。

市場原理主義新自由主義の弊害に対しては、
本来、社会民主主義的な政策による
補正が図られてしかるべきなのに、

左翼の没落で、
社会民主主義ではなく、
極右勢力が不満の受け皿になっています。