福島第一原発でたまった
放射能汚染水は、浄化され、
「処理水」として、海に放出されています。
放出を始めて、
8月24日で2年になるそうです。
浄化、放出は順調に進んでおり、
これまでに放出した処理水は、
10万トンを超えています。
原発近くの海域でのトリチウム濃度は、
1リットル当たり56ベクレルで、
国の基準値・1500ベクレルを
大きく下回っているそうで、
こちらも問題なさそうです。
ただ、毎日70トンの汚染水が発生しているので、
東電は、廃炉完了目標の51年までには
全量を放出できると試算しているそうです。
まだ、先の長い話ではあります。
問題は、汚染水を処理する過程で発生する
放射性廃棄物です。
主にセシウム吸着設備内の使用済み吸着材と、
多核種除去設備「ALPS(アルプス)」で沈殿する
汚泥の2種類があるそうです。
セシウム吸着設備のセシウム137の放射能量は、
24.2京ベクレルにのぼり、
敷地内にたまったセシウム137の半分を
占めるまでになっているそうです。
汚染水処理で発生する廃棄物の
放射線量は高く、
事故直後に使用した吸着材を含む土のうは、
19~20年の調査で袋の表面が
最大毎時4.4シーベルトに達したそうです。
これは、1時間浴びると
半数の人が死に至るほどの線量だそうです。
<注記>
ベクレル:放射能の強さを表す単位で、
放射性物質から1秒間に放射線が何回でるかを
表します。
1秒間に崩壊する原子核の数が何個かということです。
ある放射性物質が8秒間に原子が370個崩壊するのであれば、
その放射性物質の放射能は、
370 ÷ 8 = 46.25Bq(ベクレル)
となります。
シーベルト:その放射線が人体の健康にどれだけの
影響を与えるかを示す被ばく線量の単位です。
放射線の種類や強さを考慮して、人体への影響の度合いを
統一的な単位で示したものです。
<以上 注記>
汚染水を浄化・処理しても、結局
放射性廃棄物は残るのです。
こればっかりは、処理できないのです。
帰還困難区域で除染が行われても、
取り除いた土を入れた袋が空き地に
並べられています。
手に負えない代物を
あっちからこっちに移動させているだけです。
放射性廃棄物を
人類は、処理できないのです。
どうしようもないものを
どうすることもできないものを
作ってしまったのが、原発です。
最終工程の設計図が、未完成のままで、
技術的に確立されていないまま、運転して
走り出したのが、原発です。
10万年間保管するなどと、
できもしないことを言う、
無責任な、学者・経営者・労働組合・政党には、
退場していただきたいものです。