福島第一原発事故~「真の復興とは」

先日、富士市であった、
「ジョーが私たちに託した想い」という題の
講演を聞きました。

講師の片岡輝美さんは、
会津放射能情報センター」の代表をされており、

講演の前半40分は、写真家、
ジョー・オダネルの話でしたが、
後半40分は、福島第一原発事故のことでした。

片岡さんは、原発事故の4か月後、
2011年7月11日に、
会津放射能情報センター」を発足させています。

だいたい、講演というのは、
話を聞き終わって、ドアを出ると、
話の内容はみんな忘れるものです。

それで、気になったことばは、
メモするようにしていたのですが、
その一つを紹介します。

福島の「核災害」に関して、

「真の復興とは何か
  どこから始まるのか」

という問いを発して、

「国策の失敗を認める国の謝罪
 原発や核を手放す国の決断」

とおっしゃっていました。

これを聞くと、
現状は復興からますます遠ざかっていますね。

岸田政権下で、
脱原発依存」(これも「脱原発」ではなかったのですが)
から、完全に「原発回帰・原発推進」への転換がなされました。

先の参議院選挙でも、原発推進の野党が躍進しています。

なかなか、日本人は、あれだけの災害を見ても、
もう忘れているのでしょうか。

見てても、何が起こっているのか、
見えていなかったのかもしれません。

情報もないし、
放射能は見えないですからね。

政府は、国民がパニックを
起こすような情報は出しません。

「最悪のシナリオ」では、
東京を含む半径250kmからの避難も
想定されていたということです。

しかし、たまたまの幸運で、
「東日本壊滅」という「最悪のシナリオ」は、
回避できたということのようです。

再びこうした事態が起こらないという保証は、
どこにもありません。

仮にまた事故が起こっても、
「想定外でした」ということで、
原発推進論者は免責されるようです。

自然は、人間の「想定」など、
考慮してくれません。

また、人的ミスも
想定できないことが起こります。

現状、世界の原発は、
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」
を標語にしているのかも知れません。

ただ、私は事故がなくても、
作ってはいけないものを作っているので、
原発には反対です。

「作ってはいけないもの」とは、
放射性廃棄物です。
どうすることもできないもの、だからです。