領空侵犯の恐れがある外国軍機などに
航空自衛隊の戦闘機がスクランブル発進をしています。
2024年度は、704回だったそうです。
1日に2回、
そういうことが起こっているということです。
国別では中国機が464回、
ロシア機が237回でした。
実際の領空侵犯としては、中国機、ロシア機とも、
昨年度に1件ずつ発生しています。
中国軍機は昨年8月26日に長崎県沖の上空で初めて領空侵犯し、
露軍機は同年9月23日、北海道沖の上空で1日に3度も領空に入ったそうです。
また、中国は無人機の運用も活発化させており、
中国無人機の数は30機で、前年度の3倍だそうです。
以下は、読売新聞オンラインからの抜粋です。
尖閣諸島の状況が記載されいます。
<読売新聞オンラインから転載(抜粋)>
中国海警局の船が同諸島周辺の接続水域(領海の外側約22キロ)
を航行した日数は9日までに連続295日に上り、
国有化以降、最長を更新。
尖閣周辺では、操業する日本漁船に近づき、
領海内に侵入する動きも常態化しており、・・・
海保は巡視船3隻を漁船の左右両側と後方に展開。・・・
男性は「海保の警備がなければ、
怖くてとても漁はできない」と語る。
中国海警船による尖閣周辺での航行は、
・・・昨年の航行は355日で過去最多を更新。
20年頃からは日本漁船が領海内に入ると、
領海侵入して接近を繰り返すようになった。
・・・今年の領海侵入は20件で。
国有化前から尖閣周辺で漁を続けている
与那国町の男性(53)によると、
ここ数年は、出漁のたびに
海警船2隻に挟み撃ちされたような状態での漁を
余儀なくされているという。
男性は「日本の海なのに、
なぜ不安を抱えながら漁をしなければならないのか」
と憤る。
11管の坂本誠志郎本部長(59)は
「今年は365日、海警船が尖閣周辺に居続ける勢いで、
異常事態だ。
現場は常に高い緊張を強いられ続けている」
と危機感を募らせる。
海上保安庁OBの一條正浩・海上保安協会常務理事の話
「接続水域航行日数や
領海侵入時間の最長記録を更新させ続けているのは、
中国側が領有権を主張するうえでの
既成事実を積み重ねる『サラミ戦術』の一環だろう。」
<転載、以上>
以上が、日本周辺の空と海の状況です。
南シナ海の「南沙諸島」は、
フィリピンなど6カ国が領有権を主張しています。
その中でも、中国の強引さは、
目立っています。
中国は約12平方キロメートルを埋め立て、
飛行場、港、灯台、住居施設を完成させ、
病院や海洋観測センターも建設されています。
ミサイルも配備し、
軍事拠点化が進んでいるという報告もあります。
2016年7月、オランダ・ハーグの
常設仲裁裁判所は、
いわゆる「九段線」に囲まれた
南シナ海の地域について
中国が主張してきた歴史的権利には、
「国際法上の法的根拠がなく、
国際法に違反する」
との判定を下していますが、
中国は受け入れていません。
以上、日本周辺の緊迫した状況を記載しました。
こういう中で、自衛隊をやめるなどということは、
考えられません。
よって、
<B案> 自衛隊を国土保安隊に改組し、非戦力化する
も、不採用です。