石破退陣~高市政権発足(5)

自民の安全保障政策もエネルギー政策も
現実的ではありません。

自民政権下で、国の借金は1300兆円に膨らんでいます。

これまで、ずっとGDP比1%だった防衛費をいきなり倍増して、
2%にするそうです。

1%とか2%と聞くと、数字としては
小さいという気がするかもしれませんが、
GDP比ですからね。小さくはありません。

日本はすでに、世界有数の軍事大国です。
2024年の防衛費ランキングは、世界10位です。

これ以上増やして、アメリカ、中国、ロシアの次ぐらいのランクを
目指すのでしょうか?

安倍政権以降、戦前の日本をお手本にして、
まっしぐらです。高市総理・総裁の誕生で、
この方向性はより鮮明になりました。

経済大国・軍事大国を目指しているのでしょうが、
これ以上の出費は無理です。

戦争中なら、戦時国債を発行することもあるでしょうが、
今、日本は戦争をしているわけではありません。

ヨーロッパは、ウクライナで戦争が進行中です。
アメリカは、戦後もずっと戦争をして来たという国です。

世界情勢を見るのはいいことですが、
NATOや米国の動きばかりを見て、これに追随し、
非常に、浮足立っている感じがします。

かつて、「バスに乗り遅れるな」ということが
言われたことがありました。

このスローガンのもと、
日本は日独伊三国同盟(1940年)へと向かいました。

1939年9月にドイツがポーランドに侵攻して、
第二次世界大戦がすでに始まっていましたが、
このころは、ドイツ軍が優勢だったんですね。

そこで、「バスに乗り遅れるな」と、
三国同盟へと向かったのです。

なんとなく、浮足立っている
当時の世相を思わせる標語です。

普通、役所が予算を要求するときは、
裏付けがあるものです。

今度、こういう事業をやるから、
こういう設備を入れるからと、
具体的な要求項目があって、概算見積をするというのが手順です。

今回の防衛費の倍増は、
そういう防衛省からの具体的な要望が
出ているわけではありません。

お金持ちが、孫に
「今度、お誕生祝いに100万円あげよう」
というようなものです。

お金が有り余っている人のすることです。
日本にはお金はないのです。

ない袖は振れないのです。
しっかり足元を見て下さい。

お家の財政状況を顧みることなく、
ひたすら東の方の国の顔色ばかりみて、
自分のやりたいこと(軍事大国への道)をやるという

放蕩息子の政策です。

東京オリンピック大阪万博も、原発の新増設も、
いずれも多大な出費です。
そんな余裕はないのです。家は借金まみれなんですよ。

いくらアメリカの要求でも、
できないことはできません、
と突っぱねることです。

自民政権は、アメリカの要求だから逆らえないんだよ、
ということを口実に、軍事大国になりたいという
自分の願望を遂げようとしている様に見えます。