<日本の経済成長率>
2011年 0.02 野田首相
2012年 1.38 安倍首相
2013年 2.01 黒田日銀総裁
2014年 0.30
2015年 1.56
2016年 0.75
2017年 1.68
2018年 0.64
2019年 ▲0.40
2020年 ▲4.17 菅首相
2021年 2.70 岸田首相
2022年 0.96
2023年 1.25 植田日銀総裁
2024年 0.10 石破首相
上記は、2011年~2024年の日本の
経済成長率です。
これが日本の実態です。
この中の数字で、一番大きいのは、
2021年の2.7%ですが、
経済成長率は、前年比の増減なので、
前年が落ち込んでいた場合は、反動で高い数値が出ます。
前年との平均をとると、-0.735で、
まだコロナの落ち込みを、回復できていません。
したがって、この期間で、一番大きい数字は、
2013年の2.01%です。
安倍さんは、2012年の暮れに再登板し、
翌2013年に、日銀は黒田総裁が就任しました。
ここでアベノミクスが提唱されます。
三本の矢は、
(1)大規模な金融緩和
(2)財政出動
(3)構造改革
(2)(3)は、これまでも言われていたことなので、
アベノミクスとして目新しかったのは、
(1)の異次元の金融緩和でした。
アジア開発銀行の総裁をしていた
黒田さんを呼び戻して、日銀総裁に就け、
黒田緩和が始動します。
異常な低金利(ゼロ金利)と、
大量のお金を市中に流動させることで、
2%のインフレを達成するというものでした。
これを開始する時から、
「出口戦略はどうするんだ」
ということが、問題になっていましたが、
この問いかけには、
何も答えられることはありませんでした。
日銀は、金利を上下させて、
景気の過熱を抑えたり、逆に景気を刺激するというのが、
通常の政策手段です。
異次元の低金利は、
この通常の政策手段を日銀から奪っています。
ですから、どこかの段階で、
ゼロ金利から通常の金利に
戻さなくてはいけないのですが、
それをどうやってやるかが、
「出口戦略」です。
かりに、ゼロ金利によって、
成長がもたらされたとしたら、
通常の金利にもどすと、
その逆の効果が出て
成長が下に向いてしまうことになります。
こう考えるのが普通だと思うのですが、
これへの回答はないまま、
異次元緩和は、発動されました。
このころ、黒田さんは、記者会見で、
自信たっぷりに、2%のインフレターゲットは、
すぐにでも(半年ぐらい)達成できるように言っていました。
この時の私の印象ですが、
「眉唾もの」だと思いました。