選択的夫婦別姓の法案が、
5月30日に衆議院の法務委員会で審議入りしました。
衆議院で別姓法案を審議するのは、
何と1997年以来28年ぶりだそうです。
28年間も国会はサボっていたということです。
1996年に法務省の法制審議会が、選択的夫婦別姓制度の導入を法務大臣に答申しましたが、自民党保守系議員の反対があって、ずっと棚上げにされてきました。
国連の女性差別撤廃委員会からも、再三是正するように勧告されています。
岩盤保守が、選択的夫婦別姓に反対するのは、
日本の伝統的な家族のありかたが破壊されると危惧しているからです。
しかし、日本には夫婦同姓という伝統はありません。
源頼朝の妻は、北条政子で、源政子とは言いません。
足利義政の妻は、日野富子で、足利富子とは言いません。
そもそも、一般市民(平民)が、姓を名乗れたのは明治以降です。
どうも、岩盤保守の方は、1868年の明治維新から、
1945年の敗戦までのわずか、77年間が
日本の誇るべき歴史であると思っているような気がします。
私は、会社勤務していた時に、社員や派遣社員の方で、
旧姓を通称として使用していた方がいらっしゃいましたが、
提出する書類によって、通称と本名を使い分けていました。
私は、「わかりにくい」という感じがしました。
通称というのは、不便です。
不便なだけでなく、外国では通称は通用しません。
パスポートは、本名を記載しないといけません。
女性が、アイデンティティーを保ちたいということで、
あえて、法的には結婚しないカップルもいます。
この場合には、「事実婚」とか「内縁の妻(夫)」と言われ、
肩身のせまい思いがします。
また、本来なら受けられるべき、法的権利が与えらないという
ことになり、法の下の平等が阻害されています。
現状のまま、放置することは憲法違反です。
国会は、すみやかに立法措置を講じるべきです。