常識が通用しない世の中になって来ました

英語の表現で、
❝make ends meet❞
というのがあります。

「収入の範囲内でやりくりする」
「家計をやりくりする」
という意味だそうです。

このendsというのは、
会計帳簿の収入のお尻(end)と
支出のお尻(end)ということで、複数形になっています。

「帳尻を合わせる」という日本語の表現と似ています。

収入の合計と支出の合計は一致していないといけません。
これは、家庭の家計であろうと、国家の財政であろうと、
会計の原則で、常識です。

かつて、宮澤喜一が小泉内閣で大蔵大臣をしていた時に、
「自分は、史上最も借金をした大蔵大臣と言われるだろうな」
ということを、自嘲気味に言っていたことがあります。

そのころは、まだ、会計の常識、倫理観が世の中にあったのですね。

今、高市首相や、片山財務大臣には、
このような常識、倫理観は通用しないようです。

その論拠は、❝MMT❞(Modern Monetary Theory:現代貨幣理論)
というそうです。

自国通貨建ての国債を発行する政府は、
デフォルト(債務不履行)を起こさないから、
いくらでも財政出動・国債発行をやって構わないという理論のようです。

私のような常識人から見ると、とんでもない理論です。

マネー資本主義に毒された経済理論としか思えません。

アベノミクスの異次元緩和にしろ、
2%のインフレターゲットという金融政策にしろ、

最近の経済理論というのは、
「資本主義をなめている」という気がします。

私は、資本主義というのは、
ゴジラのようなものだと思っています。

人間はゴジラを多少誘導することはできても、
完全に制御することはできないし、殺すこともできません。
今のように、なめてかかると、とんでもない逆襲に合うかもしれません。

高市早苗や片山さつきだけでなく、
多数の人にこの理論は影響を与えている様です。

与党内だけではありません。
参政党、れいわ新選組も、経済アナリストの故森永卓郎も、
古舘伊知郎も同様のことを言っていました。

これを根拠に、財政出動、消費税減税をしても
国債を発行すればよいという考えのようです。

とてもついてゆけません。
そんな借金経営が許されるはずはありません。
正気になってください。

健全な国家財政があってこそ、
政府は信頼され、国民は安心して生活してゆけるのです。

基本をゆるがしてはいけません。

戦後最長の財務大臣在任記録を保持する、
麻生太郎さん、

あなたは、国会答弁でも、MMTには与(くみ)しないと言っていたのに、
なんでまた、MMT信者の高市首相を誕生させたのですか?

あなたには、政治家としての信念・理念などなく、
ただ単に、自分・自派閥の私利私欲で
高市早苗を首相に祭り上げたのですか?

そんなあなたには、天下・国家を語る資格はありません。