<条件3:選挙制度>
三つ目の条件は、
民意が反映される選挙制度です。
先の2月8日投開票の衆議院議員選挙における
自民党の得票率です。
小選挙区:49.2%
比例区:36.7%
獲得した議席数は、
定員:465
自民当選者:316(68%) <小選挙区:249 比例区:67>
上の投票率で、68%の議席を占有しました。
これは、選挙民の民意が反映された結果だと
言えるでしょうか?
得票率から読み取れる
有権者の総意は、一言で言うと
「自民に単独過半数程度の議席は許すが、
それを大きく超えるマジョリティー(多数派)
を与えるとは言っていない」
ということではないでしょうか。
ところが、実際に獲得した議席は3分の2を超えました。
小選挙区比例代表並立制で、
比例区:176、小選挙区:289
とされる今の選挙制度で、
小選挙区制の特性が非常に強く反映された
選挙結果でした。
有権者の意図と選挙結果には
かなりの乖離があり、
現制度は、
「民意が反映される選挙制度」
とは言えないのではないかと思います。
小選挙区制は、
比較第一党の政党に
過分すぎるボーナスを与える制度になっています。
小選挙区制は、風が吹くと
それが非常に強く議席に反映されるので、
安定した政権を作ることができる
というメリットがある一方、
今回の選挙結果のように
第一党に極端に議席が集中してしまうという
デメリットもあります。
それと現在の小選挙区制では、
比較多数を取った候補者が当選となるので、
必ずしも過半数を得ていない人が当選してしまい
当選者の得票数よりも死票の方が多くなることもある
というデメリットもあります。
多党化時代の今、
有効投票の25%程度の得票を取った人が当選者となり、
75%の票が死票になるということだって起こり得ます。
何らかの選挙制度改革が必要だと思います。